uzra -うづら-
uzra -うづら-
Design Shin Azum
釉薬を用いない事で発生するマットな表面と、愛らしく丸みを帯びた形状が、
卵の殻の様な柔らかく美しいグラデーションの陰影を生んでいます。
そして、あえて鉄粉を交えた磁器土。
やきあがったうつわたちは、うずらの卵を想起させる斑紋の入った表情になりました。
新たな磁器産業の未来を拓く技術が、まるで卵から孵化するように、
世界に飛び立って欲しい、という祈りを込めて、"uzra"と名付けました。
はじまりのうつわ
肥前吉田焼の新ブランド、「SEISEISHA」。
このSEISEISHAために開発された土や製造方法が、
新たな時代の幕開けとなる事を祈りつつ、
製品デザインのテーマを「はじまりのうつわ」としました。
uzra
SEISEISHAとして「はじまりうつわ」となるシリーズの名前は「uzra -うづら-」。
新生活を始める人にとって一式あれば日常のほとんどの食事に対応できるよう、
汎用性の高いものとなるよう意識しています。
人生で初めて一人暮らし、あるいは二人暮らしを始める人たちへのエールを込めて、
シンプルでどんなお料理にも使いやすい形状を意識しつつ、
生活の彩りとなる様なデザインを心がけました。
うつわの色はwhiteとgrayの2色展開。
1色のうつわはまとまった印象に、
2色のうつわをまぜて使用すると、テーブルの上に華やかさをもたらします。
また、同じサイズのうつわを重ねたり、大小のうつわを組み合わせると
とてもスタイリッシュな見ためになります。
「見せる収納」もしやすく、新生活を始める人に贈るギフトセットとしても
喜ばれるうつわをを目指しました。
やきものの起源を見つめる
uzraのデザインにはモチーフの源泉となるうつわがあります。
それは日本で窯業が始まった時代の産物である「縄文土器」です。
火焔土器など、一風変わったイメージが強いうつわ。
しかし、調理や貯蔵に使用されていた鉢やかめは、
その文様を除けば驚くほど簡潔な姿をしており、人の手による温かさを感じさせる形状が特徴です。
日本の窯業の始まりの時代に見出だされた、シンプルさと優雅さを備えたうつわ。
その洗練された美意識を、改めて「はじまりのうつわ」として現代によみがえらせたいと考えました。
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3,300円(税込) -
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